マクドナルドが値上げ!理由や歴史、世間の声について調査!

経済

日本マクドナルド株式会社が2023年1月16日(月)より、全体の約8割の品目の店頭価格を改定することを発表しました。

実はマクドナルドの値上げは今回が初めてではないんです。

そこでここでは、気になる値上げの理由や歴史、値上げに対する世間の声について調査しました!

マクドナルドの値上げの理由

そもそも今回の値上げの理由は何なのでしょうか?

マクドナルドの公式サイトでの発表によると

日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:日色 保)は、原材料価格の高騰や人件費、物流費、エネルギーコストなどの上昇、および為替変動の影響を受け、慎重に検討した結果、2023年1月16日(月)より全体の約8割の品目の店頭価格を改定いたします。

                         引用元:マクドナルド公式サイト

と発表されています。

確かに今までは24時間営業していた店舗も営業時間が短縮されているんです。

電気などのエネルギーコストや人件費を少しでも抑えるために時間を短縮しているのではないでしょうか。

深夜にマックが食べたい!と思う人も多いと思いますが、今後は深夜に食べることができなくなりそうです。

いろんな企業でも値上げが続く中、あの大手のマクドナルドでさえも不況の波には逆らえないようですね。

マクドナルドの値上げの歴史

今回の値上げでは約8割の品目の店頭価格が価格改定となっているとの事ですが、実は今までにも値上げが行われてきているんです。

日本マクドナルド株式会社の創業は1971年7月20日で数多くのハンバーガーが発売されてきました。

その中でも代表的な創業当時から販売されているハンバーガーと、1980年に販売が開始され今なお人気のチーズバーガーの価格推移を見ていきましょう。

ハンバーガーの価格推移(税込み価格)

ハンバーガーの価格推移は

  • 1971年~・・・80円
  • 1973年~・・・100円
  • 1974年~・・・150円
  • 1979年~・・・170円
  • 1980年~・・・180円
  • 1983年~・・・200円
  • 1985年~・・・230円
  • 1992年~・・・210円
  • 1995年~・・・136円
  • 2000年~・・・68円
  • 2002年2月~・・・84円
  • 2002年8月~・・・62円
  • 2003年7月~・・・84円
  • 2005年3月~・・・80円
  • 2005年~・・・100円
  • 2013年5月~・・・120円
  • 2014年4月~・・・100円
  • 2019年10月~・・・110円
  • 2022年3月~・・・130円
  • 2022年9月~・・・150円
  • 2023年1月~・・・170円

というような価格推移をしています。

見てもわかるように、これまでに20回以上も価格改定をしてきているんです。

これだけ価格を変更してきた背景には、価格改定当時の経済状況が関係しているんです。

値下げの要因はバブル経済

ハンバーガーは販売当初80円で販売されていましたが徐々に値上げされ、バブル絶頂期にはなんと1個230円という価格になります。

1個170円で慣れている現在の人からすると、とても高く感じてしまいますよね?

しかしバブル崩壊後まだ影響を受けていなかった1991年、当時の日本マクドナルドの藤田社長は雑誌のインタビューで

「今後、物価は今の1/3になる」

                         引用元:マクドナルドの窓からのぞいた日本

と予測しています。

そしていち早くこれからお客様が望まれるであろう価格への改定に着手し、値下げをしていくんです。

価格改定はそう簡単には判断できない難しい問題だと思いますが、日本マクドナルドの藤田社長は経営者に必要な判断力と先見の明を持った方なんですね。

これだけの大きな企業を存続させ続けてきた事にも納得ですね。

値下げから値上げへ

しかし藤田社長は、いつまでもデフレではないとの判断から2年間続けてきた平日半額セールをやめ、65円から80円へ値上げします。

しかし値上げ後、客数・売上高ともに前年比2割近く減ってしまったんです。

そこで2002年8月に1個62円(税抜59円)という、今では考えられない価格へ値下げされるんです!

これによって客数の下落には歯止めがかかったようですが、値下げが客単価を直撃し毎月の売上高は前年比4~11%減が続いてしまいます。

そしてその後は値上げの傾向に推移していき、現在の170円にまで値上げされました。

それでも利益を出していけているのは企業努力はもちろんですが、このご時世買う側も値上げはしょうがないという思いがあるからなのではないでしょうか。

チーズバーガーの価格推移(税込み価格)

チーズバーガーの価格推移は

  • 1980年~・・・200円
  • 1983年~・・・230円
  • 1985年時点・・・280円
  • 1992年時点・・・240円
  • ~2000年・・・160円
  • 2000年~・・・80円
  • ~2005年2月・・・126円
  • 2005年3月~・・・100円
  • 2008年5月~・・・120円
  • 2013年5月~・・・150円
  • 2014年4月~・・・133円
  • 2015年5月~・・・130円
  • 2019年10月~・・・140円
  • 2022年3月~・・・160円
  • 2022年9月~・・・180円
  • 2023年1月~・・・200円

チーズバーガーもハンバーガー同様、時代の背景と共に価格改定をしてきているんです。

バブル期で最高値の280円、バブル崩壊後は最安値の80円という価格で販売されていました。

現在は1つ200円となっていますが今後も材料原価はますます上がっていく事が予想されるため、さらに値上げされることも予想できます。

もしかすると最高値の1つ280円になってしまうかもしれません。

そうなるとチーズバーガー1つ280円は少し高いと感じて購入を控える方が多くなってしまうと予想されます。

いずれにせよ今後の価格改定があるかどうかは定かではありませんが、新しい情報が入り次第更新していきます。

値上げ後の影響

では値上げ後の影響はどうだったのでしょうか?

マクドナルドは最近では2022年3月14日2022年9月30日にも値上げをしていますが、その後の影響を全店の前年比売上高変動率で見てみると

  • 第1四半期(1月~3月):10.3%増
  • 第2四半期(4月~6月):9.8%増
  • 第3四半期(7月~9月):6.5%増
  • 第4四半期(10月~12月):13.9%増

値上げ後でも売り上げを伸ばしていることがわかります。

一般的には値上げをすると購入を控える方が増えるので売り上げは減ることが予想されてもおかしくありません。

それでも売り上げを伸ばすことができた要因は何なのでしょうか?

値上げをしても売り上げを伸ばせた要因

値上げをしても売上高が増えているという事は、値上げをしても消費者がマクドナルドを避ける理由になっていないという事です。

客数も客単価も増えているという理想的な状況です。ハンバーガーが美味しい、コーヒーが楽しめるという以外に、『店舗での非日常の体験』『特別感を味わえること』というメリットとブランドの力が相対的に高いと顧客に判断されたからではないでしょうか

                             引用元:ABEMA TIMES

値上げをしてもマクドナルドの商品は、相対的にみて購入する価値があると判断されているという事なんですね。

確かにマクドナルドでなければ味わえない味や雰囲気は、同業他社との差別化になっていると考えられます。

もちろん従業員の育成や指導、PRなどの企業努力があってこそだと思いますが。

ただ今までは売り上げが増えていますが、今回の値上げによって必ずしも売上高がマイナスにならないとは言い切れません。

今後の動向に注目しましょう。

値上げに対する世間の声

マクドナルドの値上げについて世間の反応はどういったものなのか見ていきます。

マクドナルドの値上げに対して納得する声や、残念がる声、怒りの声など様々な反応があるようです。

いずれにせよ今回のマクドナルドの値上げは、世間の人々にとって少なからず影響があるようですね。

まとめ

この記事では

  • マクドナルドが値上げの理由
  • マクドナルドの値上げの歴史
  • 値上げ後の影響
  • 値上げに対する世間の声

を調べました。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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