各都道府県にはその土地ならではのご当地パンがあります。
その土地でしか味わえないご当地パンから、全国でも有名なったご当地パンまでたくさんあるんです。
そこで第一弾の今回は中国・四国地方9県の厳選おススメご当地パンを紹介していきたいと思います!
中国地方編
中国地方の山口県・島根県・広島県・鳥取県・岡山県のご当地パンを紹介していきます!
山口県
牛乳パン
山口県のご当地パンといえば、1934年創業の『松月堂製パン』さんが作っている牛乳パンが有名です。
牛乳パンはもともと「子供たちに美味しくて栄養のあるパンを食べてもらいたい」という思いから1960年に作られました。
山口県産の牛乳を使用したパンはふんわりとして柔らかく、優しい甘みが特徴のねじりパンです。
ふんわりとしていて柔らかく甘すぎないため、飽きることなく子供からお年寄りまで幅広い年齢層に食べられているパンです。
また山口県では牛乳パンを学校給食でも食べているそうなんです。
給食でこんなに美味しいパンが食べれるなんて羨ましいですよね。
そのかいあってか販売開始からなんと50年以上も世代を超えて愛されているご当地パンなんです。
萩夏みかんメロン
萩夏みかんメロンも『松月堂製パン』さんが作っているご当地パンで、2017年のご当地パン祭りで山口県代表として紹介されました。
山口県産小麦の『せときらら』を100%使用したパン生地に、山口県萩産の夏みかん入りクッキーを乗せて焼き上げたパンです。
『せときらら』を使って作るパンは小麦の味がしっかりと感じられ、もちっと柔らかい食感が特徴なので、夏みかん入りクッキー生地を乗せた萩夏みかんメロンは食感のコントラストがより引き立つパンになっています。
また日本産の小麦はパン作りにはむいていないと言われていましたが、近年では様々な日本産小麦が開発されその小麦粉を使ったパンが多く作られているので、『せときらら』以外の小麦粉を使ったパンと食べ比べてみるのもおススメです!
ちなみにおススメの小麦粉は北海道産の強力粉『春よ恋』です。
興味のある方は『春よ恋』を使ったパンを探して食べてみてください!
島根県のご当地パン
バラパン
島根県のご当地パンといえば島根県出雲市の『なぽうパン』が作っているバラパンが有名です。
昭和24年頃の当時のパン職人が「バラの花のような美しいパンを作りたい」という思いがきっかけで作られた70年以上も地元民に愛され続けているご当地パンなんです。
ふんわりとしたパンに昔懐かしいあっさりとしたまろやかな甘さが特徴のクリームを絞り、職人の手で一つ一つ手巻きしているんです。
多い時には1日2000個も作っているようですが、昔から変わらない味や形を守るため機械ではなく手作りにこだわっているそうです!
お母さんが握ったおにぎりも、コンビニのおにぎりより美味しく感じますよね?
それだけ手間暇愛情をかけて作ったものは機械で作るものよりも美味しいんです!
長年愛され続ける理由が分かりますよね!
ちなみに現在はコーヒー・抹茶・あんこ・マーマレードの5種類のバリエーションのバラパンを販売していてオンラインストアもあるため、お取り寄せすることができます。
広島県
メロンパン
広島県のご当地パンといえば広島県呉市にある『有限会社メロンパン』が作っているメロンパンが有名です。
コメントにも書かれているように、社名が『有限会社メロンパン』ですからよほどメロンパンに自信があるからこその名前なんでしょうね。
このメロンパンはよく見かける普通の丸いメロンパンとは違い、ラグビーボール型になっています。
パンはもっちりしていて程よい甘さがあり、表面のメロン生地はふんわりしていて柔らかいのが特徴です。
中には白あんのようなメロンカスタードがたっぷり詰められていて、1つ税込み価格225円ながらもずっしりと重量感があり食べ応えのありお得感のあるパンです。
お取り寄せもできるので是非食べてみてください!
平和パン
こちらも『有限会社メロンパン』さんが作ってる平和パンです。
中にはいちごジャムとカステラが入っていて、かなり斬新な組み合わせと感じる方も多いのではないでしょうか?
この斬新なパンが出来たのには理由があって、原爆の被害を受けた長崎県の名物カステラを同じく原爆の被害を受けた広島県のパンで包んでいて、平和を祈るという思いが込められて作られたんです。
なので名前も平和パンと名付けられました。
メロンパン同様お取り寄せができるので、食べたことのない斬新な組み合わせを是非一度ご賞味あれ!
鳥取県
ブドーパン
鳥取県のご当地パンといえば、境港市にある創業1897年の老舗パン屋『伯雲軒』さんが作るブドーパンが有名です。
パン生地はふっくらしていますがしっかりと嚙みごたえがあり、素朴でシンプルな味わいです。
中には干しぶどうと自家製ラム酒入りバタークリームが入っていて、ほんのりシナモンも香る甘くて大人風なデザートパンです。
ブドーパンは60年以上も前に作られ長年鳥取県民に愛され続けてきたパンでしたが、残念ながら『伯雲軒』さんが2022年3月25日に閉業されたそうで、現在は終売となってしまいました。
これだけ鳥取県民に愛され続けてきたパンですから、もう食べることができないと思うと寂しいく本当に残念です。
マイフライ
マイフライは鳥取県鳥取市で創業1903年の老舗『亀井堂』さんが作っているご当地パンです。
マイフライは食パンにあんこをはさんで揚げた揚げパンです。
あんこを食パンではさんで揚げるだけなので、「それならおうちでも作れる!」と思われた方はいませんか?
でもそんなことはなく、組み合わせはンプルながらもこだわって作られているんです。
あんこをはさむ食パンには、酵素の働きで生地をじっくり熟成させたこだわりの食パンを使っています。
また揚げパンと聞くと、冷めてしっまったらパンに油が染み込んでこってりしているイメージがありますよね?
しかしマイフライはパンが油を吸わないように工夫されているためペロッと食べられる揚げパンなんです。
県内のスーパーでも購入可能なので鳥取に行かれた際には、是非食べてみてください!
岡山県
バナナクリームロール
岡山県のご当地パンといえば『岡山木村屋』さんが作るバナナクリームロールが有名です。
ふっくらと焼き上げた柔らかいロールパンに、程よい甘さで口どけの良い特製バナナクリームがサンドされています。
バナナクリームロールが販売された背景には当時の経済状況が関係しています。
当時バナナといえば最高級品であったため、庶民には食べることができませんでした。
そこで当時の職人さんが「最高級品のバナナを手軽に味わってもらいたい!」という思いから作られたのではないかとされています。
今日に至るまでおよそ半世紀に渡って愛され続けロングヒット商品になったバナナクリームロールには、職人さんの思いが詰まっているんですね。
そんな思いが詰まった商品だからこそ長年愛され続けて来たのではないでしょうか?
その思いが詰まったバナナクリームロール、是非一度は食べてみてください!
ちなみにテレビ番組「秘密のケンミンshow」でも紹介されました!
たくあんサラダロール
たくあんサラダロールも『岡山木村屋』さんで作られているご当地パンです。
マヨネーズで和えた刻みたくあんをパンにサンドしています。
何とも斬新な発想ですよね?
美味しいのかな~と思うかもしれませんが、たくあんのカリコリとした食感とパンが以外にも合うんです!
たくあんは御飯に合いますよね?
御飯に合うなら同じ炭水化物のパンにも合って当然なのです!
1度食べると癖になっちゃうパンです。ぜひ一度ご賞味あれ!
四国地方編
四国地方の愛媛・高知・香川・徳島県のご当地パンを紹介します。
愛媛県
塩パン
愛媛県のご当地パンといえば全国でも有名な塩パンです。
愛媛県八幡浜市にある『パンメゾン』さんが塩パンの発祥のお店です。
生地に有塩バターを巻き込んで焼き上げる事で中のバターが溶け出し、パンの底がカリッと揚げ焼のように焼けることで、生地のモッチリとした食感とカリッとした食感がたまらない一品です。
しかも一つ100円以下という驚きの安さ!
全国のパン屋さんでも販売されるほど、塩パンは人気商品となりました。
またテレビや雑誌でもたびたび取り上げられていて、もはや日本を代表するパンと言っても過言ではありません。
ミカンパン
ミカンパンは愛媛県今治市のご当地パンです。『パン工房つきはら』さんが作っています。
生地にみかんを練り込んで食パン型で焼いたパンになります。
みかんの風味が全体に広がり甘みがありしっとりしているので、何もつけずにそのまま食べることができるんです。
そのまま食べても十分美味しいんですがおススメの食べ方としては、トースターで一度焼いてバターを塗って食べるとより美味しく食べることができるのでぜひ試してみてください!
高知県
ぼうしパン
高知県のご当地パンといえば、麦わら帽子の形をしたぼうしパンが有名です。
ぼうしパンが誕生したのは昭和30年頃で、とあるパン工場で職人さんがメロンパンにビスケット生地をつけ忘れていたためあとからつけて焼いたところ、ぼうしのような形になったことがぼうしパンの始まりでした。
高知県内のほとんどのパン屋さんがぼうしパンを販売していて、今では全国でも販売されるようになりました。
ぼうしパンを好きな人の中には、ぼうしパンの周りの柄の部分が好きという人が結構いらっしゃるんです。
周りの柄だけ作っても人気が出ると思うんですが・・・。
みなさんはどう思いますか??
羊羹パン
高知県宿毛市にある『菱田ベーカリー』さんが作っている羊羹パンもご当地パンの1つです。
珍しい見た目ですよね?
名前の通りパンの上には羊羹がコーティングされていて、中には自家製のこしあんが入っています。
「羊羹とこしあんってほぼ同じじゃん。」と思った方はいらっしゃいませんか?
自分もそう思ったんですが、羊羹とこしあんの組み合わせはそれぞれ違いがあって美味しいんです!
またパンはしっとりしていて中のこしあんも甘すぎずあっさりしているため、いくらでも食べることができます!
香川県
豆パン
香川県のご当地パンといえば金時豆を使った豆パンが有名です。
香川県の『白十字製菓』さんが作っているたっぷり豆パンは、甘く柔らかく煮込んである国産の金時豆がたくさん入っています。
ふわふわとした生地には香川大学で研究開発された希少糖シロップが使われていて、ほんのりとした甘さが特徴です。
ちなみにうどん県でもある香川県では、うどんのトッピングに金時豆の天ぷらをのせて食べる習慣があります。
香川県民にとってソウルフードのうどんにも合うので、パンに合わせたのは自然な流れだったのではないでしょうか。
徳島県
クリームパン
クリームパンといえばどのパン屋さんでも売られている定番商品ですが、『Fujimura Bakery』さんが作るクリームパンは「飲めるクリームパン」として有名です。
このクリームパンの特徴は、中からあふれ出してくるほどなめらかに炊かれた自家製のクリームがたっぷり入っています。
クリームがたっぷり入っているためむつごそうに思われますが、甘さは控えめで口溶けが良いのでいくらでも食べることができます。
ただすぐ売り切れになってしまうので、オープンに合わせて行った方が確実だと思います。
まとめ
中国・四国地方編のご当地パンを紹介しましたがいかがでしたか?
「食べてみたい!」と思うようなパンばかりでしたよね。
各県に行かれる際にはぜひここで紹介したご当地パンを食べてみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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