マクドナルドのてりたまシリーズで「朝マックてりたまマフィン」の販売が中止されることが発表されています。
その原因としてあげられるのが、去年10月から相次ぐ鳥インフルエンザの影響で国産の卵の供給が不足しているとしています。
他にも外食大手のおよそ2割がたまごを使ったメニューを休止しています。
そこでてりたまが販売中止になった原因と、卵不足はいつまで続くのか、2023年たまごメニューを販売中止した外食大手企業を調査しました!
マックがてりたまを販売中止に!他の商品は?
マックでは毎年春の風物詩でもある『てりたまシリーズ』が2023年3月8日(水)から販売されています。
しかし今回のてりたまシリーズでは、朝マックでしか購入できないあの人気商品『てりたまマフィン』が販売中止になっているんです!
また卵の供給状況によっては「てりたまバーガー」や「チーズてりたま」など、他のてりたまシリーズや卵を使用する商品にも今後品切れが発生する可能性があるとしています。
世間の声も
やはり毎年恒例の人気商品なので、残念という声が多いようです。
2023年たまご不足の原因は?
卵といえば過去50年間の価格を見てもほぼ横ばいで推移していたため、「物価の優等生」とも言われていました。
しかし現在の卵の価格は1㎏あたり335円で、1年前が190円だったことを考えると約76%も値上がりしているんです!
その原因は何なのでしょうか?
原因その①:鳥インフルエンザの流行
原因の1つ目がマクドナルドでも発表されている鳥インフルエンザの流行です。
農林水産省の発表によると、2023年3月6日の時点で約1570万羽もの鶏が殺処分対象になっているんです!
この数値は全国で飼育されている約1億3729万羽の1割以上の数字になります。
数字だけ見てもとても大きな影響が出ることが予測できますよね。
原因その②:飼料価格の高騰
2つ目の原因は世界的なインフレや日本の円安傾向等の理由で、とうもろこしなどの飼料価格が高騰していることがあげられます。
それに伴って配送コストや資材コスト、人件費なども同時に上がっていることもさらに追い打ちをかけています。
原因その③:日本産卵の海外需要増
3つ目の原因としては日本産卵の海外需要が増えていることがあげられます。
日本産の卵は海外の物に比べ「生でも食べられる卵」と言われるほど評価が高く海外からの需要が伸びていることから、価格も日本よりも高く売れるため海外向けに卵を生産している生産者が増えているんです。
確かに高く売れた方が生産者にとっては良い事ですから、海外向けに生産する生産者が増えてもいおかしくありませんよね。
たまご不足はいつまで続く?
では卵不足はいつまで続くのでしょうか?
残念ながら現在の所卵不足が解消される目途は立っていないんです。
その理由としては
鶏はヒナの誕生から卵を産んで流通できるようになるまで半年はかかると言われているため、最低でも7ヶ月〜10ヶ月は不安定な状況が続くと見られています。
今回の件で経営が継続できない養鶏場が今後増えていきますので、状況が落ち着いても全体的な生産量は減少することが予測できます。
飼料価格の高騰については、世界の経済動向を考えると今後も落ち着くことは考えにくいです。
さらに生産者はより高く買ってくれる市場を求めて海外輸出を増やしていくことが予測できます。
引用元:food diversity
などの理由があります。
家計にとっては大きな痛手になりますよね。
今後は家庭からも卵料理が減っていく事は避けられないでしょう。
2023年にたまごメニューを販売中止した企業
卵不足の影響はマクドナルドだけじゃなく、他の外食大手企業でも影響が出ているんです。
2023年にたまごメニューの販売を中止した企業と世間の声を見ていきます。
すかいらーくホールディングス
外食大手のすかいらーくホールディングスでも卵不足で一部商品を販売休止することを発表しています。
平素よりすかいらーくグループをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
引用元:すかいらーくグループ公式HP
このたび鳥インフルエンザ流行の影響による鶏卵の原料不足のため、当面の間一部商品の販売を
休止、および提供方法の変更をさせていただきます。お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
ガスト
すかいらーくグループのガストでは2023年2月16日から
- チョコバナナとマスカルポーネのパンケーキ
- ガパオライスプレート
- まぐろユッケ
- ほうれん草と温泉卵のミニビーフシチュー
- トッピング(目玉焼き・温泉卵)
- モーニング(温玉ドリア・パンケーキ各種)
- テイクアウト宅配(パンケーキ&ポテトフライ)
以上の商品が販売休止されています。
ガストにとっては大きな痛手となるのはもちろんですが、世間にも影響があるようです。
ガストのパンケーキは美味しいですよね。
それが食べれなくなると残念がる人も多いと思われます。
バーミヤン
すかいらーくグループのバーミヤンでも2023年2月16日から
- 天津飯
- 天津チャーハン
以上の商品が販売休止されています。
天津飯や天津チャーハンと言えば中華料理を代表するメニューですが、これらを提供できないとなると客足が遠のく可能性も考えられます。
実際に残念だという声が多いようで、それだけ人気メニューだったという事がうかがえます。
しゃぶ葉
すかいらーくグループのしゃぶ葉でも2023年2月13日から
- 本格すき焼き出汁の玉子無料サービス休止
としています。
さすがにすき焼きに卵がないのは寂しいですよね。
実際にしゃぶ葉では卵が提供できなくなったわけではないので、客足にはさほど影響がないのではないでしょうか。
実際にある程度理解を示す方もいるようです。
丸亀製麺
丸亀製麺では
現在、昨年末から続く鳥インフルエンザの世界的影響によって鶏卵の国内供給量が不足しております。これに伴い、弊社運営店舗で鶏卵を使用している一部商品は品切れとなる見込みでございます。
引用元:丸亀製麺公式HP
と発表しており、
- とろ玉うどん
- トッピング温泉玉子
- 鍋焼きうどん
- 肉そぼろ丼
- 甘辛肉みそ釜玉うどん
- 親子丼
- えび天とじ丼
- 半熟たまご天
以上の商品が品切れとなる事を発表しています。
また、釜玉うどんは生卵での提供のみで温泉玉子への変更サービスは停止としています。
卵を使った商品が販売中止になるわけではありませんが、品切れになる可能性があるので行く時間を早めにした方がいいでしょう。
やはり行く時間が遅くなると卵を使ったメニューがなくなっている可能性があるようです。
この様に卵不足の影響はマクドナルドだけでなく多くの企業にも影響を及ぼしていることが分かりますね。
まとめ
この記事では
- マックがてりたまを販売中止に!他の商品は?
- 2023年たまご不足の原因は?
- たまご不足はいつまで続く?
- 2023年にたまごメニューを販売中止した企業
について調査しました!
最後までお読みいただきありがとうございます!
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